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「がん免疫療法」の正しい選び方

世の中に「がん免疫療法」というものがあることに気が付く人は結構多いかもしれません。インターネットで『癌』についIMG_8447て調べれば、相当数のWebサイトが出てきます。

しかし、この「がん免疫療法」について詳しく知りたくても、ほとんどの病院の医師は、ほとんどその内容を知りませんから教えてくれません。その結果、ほとんんどの病院の医師がこれに否定的になるのは仕方がありません。

免疫学、細胞治療などの分野は、ほとんどの医師が医学部で勉強していた時代から比べると、この10年位で画期的に進歩してきているのですが、残念ながら国内では研究者が少なく、ほとんど最新情報に触れている医師がいないという状況です。

「がん免疫療法」は、進化してきています。その変遷内容は、こちらのサイトでも取り上げています。しかし、残念ながら、進化していることさえも理解出来ている医師が少ないのが真相です。

「がん免疫療法」で、癌治療を行いたいとお考えの方は、少なくとも第4世代以降の治療法を選ぶべきです。といいますのも、第4世代以降は、「がんを特異的に攻撃する」という点で、第3世代以前のものとは格段に効果が期待されるからです。

この「特異的」という言葉は難しいのですが、「自らの体の細胞免疫システムが、自分のがん細胞を特定して攻撃する」という意味です。つまり、がん細胞がどこにいるのかを特定しながら攻撃することを狙うのが第4世代以降なのです。

それでは第3世代以前はどうなのかと言いますと、「癌細胞を殺す能力のある免疫細胞の活動を活発化させることは出来るが、がん細胞を特定することが出来ないので、偶然癌細胞と出会った場合のみ有効性を発揮する」ものなのです。NK細胞とかANKとかLAKとか活性化リンパ球療法などという単語の入ったものは呼び方はまちまちですが、全てこの類です。

では第4世代の治療方の限界は何かと言いますと、「がんを特定する為に利用している目印(癌抗原)の情報が、自らの体の細胞免疫システムに十分伝わっていないことと、目印(癌抗原)数が限定的(ひとつ乃至数個、但し重要でない癌抗原を使おうとしている場合が多い)であるということ」が原因で、試験管では特異性が発揮出来ていても、実際の治療では効果が出ないということなのです。未だに多くの大学病院でやられている「がんペプチドワクチン」などは前者ですし、樹状細胞を使った癌ワクチンなどは後者の例になります。特に後者の場合、当初は癌攻撃の効果は現れますが、数週間後に効果が無くなってしまいます。これは癌細胞が、攻撃陣が認識する目印(癌抗原)を細胞表面に出さなくなってしまうという、癌細胞の頭の良さが原因です。

これらの問題を解決する為に開発されたのが、第5世代(フュージョン細胞治療)という訳です。患者さん自身の癌細胞と、患者さん自身の樹状細胞(末梢血から採取)を、フュージョン(融合)技術でひとつの細胞に変化させて作る癌融合細胞ワクチンによって、前のパラグラフのふたつの問題は共に解決されました。前者は、目印(癌抗原)情報MHCタイプ1というアンテナを通じて免疫細胞に伝達させることによって、また後者は、融合細胞がもともと癌細胞が持っている「全て」の目印(癌抗原)情報を伝達出来ることによって癌細胞が癌抗原をいくつ隠そうが問題ないようになったのです。

 

難しいお話にお付き合い頂きありがとうございました。

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