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フュージョン細胞がんワクチンがキラーT細胞に「殺しのライセンス」を出すしくみ

Nature Medicine May 1997米国の一流医学雑誌「Nature Medicine」1997年5月号に、大野典也先生の共同研究者であるドナルド・キーフ教授らが初めて発表した「がん融合細胞」の論文が掲載されました

その際に使われた図表がこちらです。縦の列は一番左がDC(樹状細胞)、真ん中の列が癌細胞(乳癌細胞)、右の列がFC(融合細胞)のことを示しています。

黒の山型が白の山型の右側で距離があるほど、細胞表面に提示していることを示しています。(これが蛍光強度分布解析法の結果です。)

横の行は上からDF3(乳癌抗原)、MHCクラスI、MHCクラスII、そしてB7-1、B7-2、ICAM-1の三つはアクセサリーモルキュールという分子で、これらが細胞表面に出ていないと、細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)に、癌抗原が出ている細胞を殺すよう指示する「殺しのライセンス」を与えることが出来ないそうです。

そこで、図を見てみますと、がん細胞は下の4つを表面から隠してしまっていますが、FC(融合細胞)は見事に全てを表面に提示しているではありませんか。これは、画期的なことなのです。

この蛍光強度分布解析法を使えば、細胞表面にこれらの提示ができているかどうかが一目瞭然なので、全ての細胞治療でこれを調べれば良いのですが、これを調べる測定機械が今までは大変高価だったので、なかなかこの調査ができないという悩みがありました。

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